移川税理士事務所の移川先生には私の個人会社である南青山ビジネスパートナーズとNPOのOUEN Japanの経理を全面的にお任せしており、義母と妻と私の確定申告をはじめ、個人の税務上のことも全てお任せしている。
44歳6ヶ月で安田信託銀行を中途退職してからのお付き合いだから早いもので44年が経つ。この24年間は私の七転八倒だった人生の夏の全ての期間だ。その七転八倒ぶりを余すところなく分かっていらっしゃるのだ。

私は毎月1回、移川先生をお訪ねするが、経理書類をお届けするだけではなく、約1時間に亙り、1ヶ月にあったことをお話しする。取り留めもない四方山話だ。 先生は私のことを妻とは別の観点からご覧になっていて、ある意味では、私の性格を妻以上にご理解されているところがあるように思う。

私は自分でいうのも何だが、裏表のないそのままの人間であり、実に分かりやすい性格であると思うが、少しくらいは隠しているところがあると思っている。しかし、そのなかでも100%お見通しなのは妻であり、そして、妻とは別の観点から私をご覧になっている移川先生なのではないか。だから、私が如何に経営の才を待ち合わせていないかを妻同様、移川先生も把握されていると思う。

昨日は毎月1回の移川先生訪問の日だった。いつもアドバイスをいただくが、今回は今まで以上に”流石、移川先生!”と感じ入ってしまった。私の七転八倒の人生の夏の全てをご存知なだけある。その締めくくりに相応しいアドバイスだった。

ようやく、行き当たりばったりだったが撒いてきた種、それは私ならではの、そして、それは、私しかできなかったと思う、何事にも変え難い”人との繋がりの種”だ。

その種がようやく実りを迎える人生の秋が到来する。その刈り取りは私ひとりでは到底できることではない。あまりに属人的であり、私ひとりしか刈り取りは難しいと思っていたが、それでは”ざるで水をすくう”ようなものになるだろう。どうしたものかと私なりにずっと考えていた。

移川先生のアドバイスは、以前からずっと仰っていたのだが「私を一番知っている、ピュアで無私な心でアドバイスしてくれる、私のメンターにサポートしてもらうことではないか」と。凸凹の私の凹んだところをそのまま埋めてくれる。出しゃばることなく、不足もなく。

そこまで気がつかなかった。これを”灯台下暗し”というのだ。
私は今、数え70歳だが、来年6月の69歳で生前葬を執り行い、11月で満70歳を迎えるまでの約1年半の間は、その体制を整えるにちょうど適当な期間であろう。

この歳になって人の有り難さを痛感する。そして、私の一番近いところには賢い女性たちが1人ならずいらっしゃる。ありがたいことだ。私は実に運がいい人間だと思う。

小林 博重

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