今朝は4時前に目覚めた。昨夜は9時前に床に就いたから7時間は眠ったことになる。充分寝足りた感覚があり、昼寝の必要はないだろう。いい一日のスタートを切ることができる。
昨日の高校の同期とのメールのやり取りで、私が今に至る経緯をメールしたこともあり、44歳での人生の一大転機のことを鮮明に思い出した。
「若気の至り」もあり、よく銀行を退職したなと思うが、今となって振り返ると「結果良し」だと思う。しかし、今は68歳という、客観的に考えると老境の入り口に差し掛かっている身だ。もうこれから「若気の至り」で事を処していくわけにはいかない。じっくり腰を据えてこれからの31年を考えよう。
私が依って立つところの原点を見つめてみる。
そのスタートは、東大応援部の3Sスピリッツだ。これを私の個人会社(Map)の3Sスピリッツにした。
Service(サービス)
Sacrifice(サクリファイス)
Study(スタディ)
私は、サービスを社会貢献、サクリファイスを活私奉公、スタディを人間修養と訳している。
私の個性を活かし、世のため人のために尽くす。そのために心を磨く人間修養を生涯続けていく。
世のため人のために尽くすことが人間修養になるということだ。
世のため人のために尽くすことで、人生の目的である「心を磨く」ことができる。
それは西郷隆盛の『敬天愛人』であり、その生きざまは『応援人生』である。
また、OUEN Japanのモットーである3Sスピリッツは、
Supprt(サポート)
Strengthen(ストレングス)
Sustain(サスティン)
人を支える人生
人を力づける人生
屈することなく人を応援し続ける人生
この6Sスピリッツを決してぶらしてはいけない。
「己を知り、身の程を弁(わきま)える」という言葉がある。
自分の立場や力量をきちんと把握し、見せかけのことをしてはならない。
自分の立場を客観視できれば、人のことも理解し認めることができる。論語がいうところの「恕の心」、相手を思い遣る心を持つことだ。
道元禅師は仰っている。
たとえ自分が道理にかなったことを言い、相手が間違ったことを言ったとしても、言い負かすことは良くない。
言い負かせても、引き下がってしまってもいずれも良くない。言い負かせもせず、自分の間違いとも言わず何事もなく止めるのがいい。
分相応、足るを知ることだと。
それが、己(能力、性格、得手)を知り、己を最大限に活かすことになるのだ。
調子に乗ってはいけない。
私を利用しようとして、私を煽て奉る人は周りにわんさと集まってくる。
論語に「巧言令色鮮(すく)なし仁」というではないか。
私のことは、私が一番分かっているようで分かっていないことが多い。それは、「身の程を弁える」ことをしないからだ。煽てられると調子に乗るからだ。
「豚も煽てりゃ木に登る」という諺がある。「小林も煽てりゃ木に登る」では笑うに笑えない。
OUEN Japan の目的を絶えず念頭に置いて、己を客観視して、決して豚にならないことだ。
立場を明確にして、己の生まれてきた意味をよく自覚することだ。
小林 博重