失意泰然、得意淡然。笑顔が一番。

  • LINEで送る

人は独りでは生きていくことができない。私は、24年前の44歳の時、組織の柵に耐えて生きることが自分の個性を潰してしまうと考えたこともあって、勤めていた銀行を飛び出した。ある意味でその組織の柵からは逃れたものの、特に、芸術家のように才能を持ち合わせていない普通の人間は、人の力を借りないと生きていくことができない。豊かな才能を持っている人間であったとしても独りでは生きていけないのだ。

一匹狼はある意味では気楽だが、しかし、緩やかなものであっても人の集団である組織の中に生きている。そして、今週はそのストレスをストレートに実感している。

緊急事態宣言で気分が滅入る。入っているアポがキャンセルされる。私は万全な防御でコロナ対策をしていると言っても、それは世間には通用しない。世間の人はそうでない人が必ずいるわけだから、相手の対応は当然のことだ。しかしストレスであることは間違いない。 それに加え、知覚過敏だと思い込んでいた歯が二つに割れていたことが歯痛の原因だと分かって、一層気分が落ち込んだ。

如何ともし難い緊急事態宣言というトラブル、私個人のビジネスの滞り、身体の変調等、悪いことは続く。

稲盛さんの仰る「苦労を磨き砂」にするという達観は、「言うは易く行うは難し」だと実感する。

「失意泰然、得意淡然」という言葉があったなとふと思う。

逆境の時は、落ち込まずゆったりと構えている。順境の時は驕らず淡々としている。

今の世の中も、私個人も今は逆境なのだから「落ち込まずゆったりと構えている」ことだ。

ビジネスパートナーに指摘された。
「団長はここのところ怒っている。怒っているといいことも逃げていく。冷静になってゆったりと、それでいて淡々と構えて仕事をすることが大切ではないか」と。 私のメンターに指摘されるようなことを言われた。

そうなんだ。いくら気心が知れた人に愚痴を言ったり悪態をついても、それは何の解決にもならない。周りを不愉快にさせるだけだ。それでは、運も逃げていくだろう。 また「親しき仲にも礼儀あり」という諺もある。

私の周りの人たちの多くは「私の笑顔がいい」と言ってくださる。そうなのだ。「笑顔が一番」なのだ。

逆境の時も順境の時も変わることなく、「笑顔が売り」の私でいることが幸せを呼び込むことになるのだ。

小林 博重

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。