夜に予定が入っていない時は、20時には床に就いて、その日に出会ったこと、起こったことを考えたり反省したりしながら、うつらうつらしているうちに寝入ってしまう。そして、2時半前後に起きて、こちらはうつらうつらしながら夢に見たことを思い出したり、その日にすることを考えたりして、だんだん眼が冴えてくる。そして、3時には起きて事務所に出かける用意をする。

いつ頃だろうか。これが私の生活パターンの一つになってしまった。
10年くらい前は、真夜中に眠れない時は結構ストレスだったが、これは天の思し召しで、眠れないのは「起きて仕事をしなさい」ということなのだと思ったら、全くストレスは雲散霧消した。 人間、考え方や見方次第で、身の周りに起こる全てのことは吉になったり凶になったりするものだ。

私は運がいい人間と思っており、実際のところそれはその通りなのだ。それは宇宙の大流であり、それに逆らわずに生きれば幸せがやってくると思っているが、それではあまりにも天任せになって、己の積極的意思が入っていない。それではいけない。「天は自ら助くる者を助く」というではないか。

自分で考えること、自立すること、行動することがなければ、道は開いていかない。天の力を引き出すのも己の意思、努力があっての天の力だ。

九州創生を考える。
長崎を起点に九州を元気にする。長崎イノベーションは長崎自身で考える。OUEN Japanはそのサポートをする。
しかし、長崎ファーストでは、アメリカファーストと同様、長崎は一人浮いてしまうだろう。
兄貴分の福岡の助けを借りることだ。長崎と福岡の間の佐賀も巻き込まないと中抜きになって上手くいかない。長崎・福岡・佐賀の九州北部で県を超えたコラボが不可欠だ。
そのためには県という自治体任せでは上手くいかない。民間の力、企業の力、学生を中心とした若者の力で九州北部創生を考える。それに、タイミングを見て自治体を巻き込む。それができて、九州全域に拡げていく。これはOUEN Japanがすることだ。

そんなことを考えていた。
昨日、事務所でデスクワークをしていた時、応援同期で慶應OBの太田秀和さんから電話があった。太田さんは元コクド。西武ライオンズ社長もしていた。人脈は豊富だ。OUEN 望年会にもいつも参加いただいている。 「近くに来たから、もし事務所にいるのなら行ってもいいか」と。
事務所で、長崎のこと、九州創生のことも話した。

太田さんから「佐賀も巻き込むなら、祐徳自動車の愛野社長とは親しい仲なので紹介しよう」と。
祐徳自動車は佐賀県鹿島市の佐賀県中南部を中心にバスを運行している地元優良企業だ。その他にもいろいろな事業を行っているとか。愛野社長とは、若い頃、西武バスに出向されていた時に親交を深めたのだとか。愛野社長のお父上は衆議院議員だった。地元の名家だ。1月の九州出張のおり伺うことになった。

たまたま、私が事務所にいたこと。その時、太田さんが外苑前のスタバでコーヒーを飲んでいて私を思い出して電話をくれたこと。太田さんが私の話を聞いて愛野社長を紹介してくれたこと。たまたま佐賀のことを考えていたこと。全てが揃ったおかげだ。

太田さんは「お前の人徳だよ。小林だから紹介するんだ。人脈イコール人徳ということだ。運がいいのも人徳なんだよ」と。

無私利他になろうとしても、その域には到底到達しない。しかし、「私は何をすればいい気持ちになるのか」と考え続けていれば「人の喜ぶことをすれば、いい気持ちになる」ことが人間の幸せだと納得できる。ストンと胸に落ちる。自分がいい気持ちになるために、人のために尽くす。それが少しずつ「無私利他」に近づいていく。そして、だんだん運がついてくる。「私は運がいい」と松下幸之助さんが仰る意味が分かってくる。

世の中はそういう意味で、非常に単純にできている。それが宇宙のプリミティブな原理原則なのだ。

小林 博重