今日は11月8日。私の68回目の誕生日だ。人生100年時代だからまだまだだ。あと32年は現役で頑張ろうと思う反面、よく68年間生きてきたなとも思う。

大学を卒業して銀行に入社した時は、入社式で壇上に居並ぶ役員の皆さんを見て、将来の自分を想像していたことを思い出す。
その役員の皆さんは68歳どころか、社長であっても還暦前後のお歳だったろう。68歳といえば、リタイヤして、悠々自適な老後を送っているイメージだった。 その歳になっている自分がまだまだ現役という現実は全く想像できない。

人生は思い通りにはならないものだ。若い頃に思い描く「自分の将来像」「自分自身の人生」はその時の時代から想像するものでしかない。 「末は博士か大臣か」
「身を立て名を挙げ」
「鶏頭となるとも牛後となるなかれ」
が、私の若かりし頃の自分の将来像のベースであったのだろう。

しかし、それから半世紀。私はフーテンの寅さん同様の一匹狼だ。半世紀前の私であったら、今の私を見て「成り下がり者」というだろうが、今の私は「波乱万丈の人生だったが、私らしい人生だったと思っている。反省することしきりの人生だが、後悔のない人生を送ってきた」と思っている。そして「残された後半生は今まで生きてきた年月よりも短いだろうが、その集大成として悔いのない人生を全うしよう」と思う。

昨日、私のメンターである水谷歩さんから誕生日祝いのメールをいただいた。そして今日、彼女からのプレゼントが届くだろう。

歳の離れた妹のような存在の女性だが、知り合って10数年になるだろうか。事あるごとに相談に乗ってもらって今日の私がいる。彼女は無私の心で、厳しく私にアドバイスをしてくれている。そして、私は素直にそのアドバイスを聴いてきたと思う(そうでないことも僅かにあったことはあったが)。

一般的には、自分よりずっと若い異性をメンターというのは殆どないだろうが、妻は「自然年齢ではない。精神年齢が高い人だから、水谷さんはメンターなのだ」という。それもその通りかもしれない。

ほんとに、私の周りには賢い女性がたくさんいる。なぜか男性ではない。賢い女性の言うことはピュアで無私だ。私が21世紀が「女性の時代」だと思うのは、きっと彼女たちのせいなのだろう。

素直、感謝、謙虚、敬天愛人、応援人生

68歳の私の誕生日に、心新たに「一生青春」「一生燃焼」の人生を送ろうと誓う。

小林 博重