ビジネスパートナーとのご縁を大切にしたい。

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縁を大切にする人は、人好きな人だと思う。私はその際たる人だと思う。

私は18歳で上京し大学に入学した。大学ではボディビル&ウェイトリフティング部に入部したが、この部は個人競技であり、特にボディビル部の部員は身体を鍛えることに異常なまでストイックで、日頃の食事内容から生活態度に至るまでどうしたら身体を鍛えるにコスパは高いのか、年がら年中考えている人が多かった。だから、東大のボディビル部は絶えず大学のトップを維持していた。
受験生活から解放されて、お酒も嗜むようになった大学生にとって、そのストイックさは、私には耐えられないものだった。そんなにコスパを考えて生きなければならない青春など面白くもないと思った。この部を1年で退部して、ちょっと理不尽なところがあると思われた「応援部」に入部した。だから、私の応援部生活は2〜4年の3年間である。

能登の田舎者は理不尽ななかにも温かい人情に惹かれたのだ。いくら心から応援しても、セミプロ級の部員で構成された東京六大学の東大以外の野球部には易々と勝利することができない。
応援の優劣で野球は勝つことができないことは分かるが、では応援の存在意義とは何か。そんな哲学的な思考を日々考え、仲間と議論を伯仲させ、応援部の3年間を過ごしたのだ。 こんなことを考えて応援部活動をしていたのはきっと私だけだろう。そのおかげで、私の人生において「応援」は哲学になり、私の人生を豊かなものにしてくれたのだ。

人とのご縁を何よりも大切にしたい。大才は袖触れ合う縁をも生かすという。私にとって、応援は深くご縁につながっている。

東大のOBOG会は、都道府県によって様々だが、銀杏会や赤門会と称して活動をしている。私も石原信雄さん(元内閣官房副長官)にお世話になっているご縁もあって、いくつかの地区同窓会の幹事を仰せつかっている。大学の同窓会では圧倒的に慶應義塾大学の三田会が活性化しているが、東大も遅ればせながら慶應三田会に近づきたいと思っている。

異業種交流会なる集まりも至るところで行われているが、これは全くのビジネスライクで、あまり人の心を感じることができない。私も独立したおりにいくつかの異業種交流会に参加したことがあるが、そこに心というか生きる哲学を感じることができなかったので全て脱会した。どう言ったらいいか表現は難しいが、人間として長く付き合っていきたい人の集まりではないような気がしたのだろう。 私は私の温かい人脈を私流のやり方で構築すること、その拡大再生産を永遠に拡げていくことを独立してからずっと実行しているのだ。

最高のビジネスパートナーは、そんじょそこらにはいない。
昔は結婚適齢期があって女性はクリスマスイブまでが結婚適齢期なのだという、今ではセクハラど真ん中がまかり通っていたが、それはいまは昔のことだ。
ビジネスパートナーについては、サミュエル・ウルマンの『青春』の通り、生涯現役の私にとって、まだまだ長い選択期間はあると思っているが、如何せん、現役時代はいつまで続けられるか、これは神のみぞ知ることだ。その意味では68歳にならんとする今がその時ではないかとも思う。そんなことを考えていた時に、森信三先生ではないが「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える」の箴言通り、私の前にそのビジネスパートナーは突然現れたのだ。それは「しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎない時に」現れた。

私が会った人は全てご縁がある人だ。その出会いは、どんな出会いであっても全て私の血肉になっている。

そのなかでも妻子はそのご縁の際たるものだが、ビジネスパートナーもそれに劣ることなく、その出会いは私の人生にとってエポックメイキングな出来事だった。

100歳現役であるなら、あと32年。人生=ビジネスと思う私にとって、ビジネスパートナーに多くを学ぶこととともに、私が何を尽くすことができるのか、これから呻吟しなければならない。

小林 博重

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