8月20日、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は、20日、日本感染症学会のシンポジウムで講演し、全国の流行状況について「大体ピークに達したというのが私たちの読み」と話した。

一日の感染者数は緊急事態宣言の時よりも増加しており、高止まり感はある。それと3〜4月の時よりも経験を積んできた。個人的には、こうすれば完全とは言わないまでも、罹患を防ぐことができるのではないかと思うところもあり、精神的にはそんなに不安はない。大概の日本人はそうなのではないだろうか。今からあえて緊急事態宣言を発出することは、私は全く意味がないと思う。政府はアベノマスクやGO TO キャンペーン等、的外れな政策で評判を落としているが、再度の緊急事態宣言発出となると、さらに輪をかけて失策と言われるのではないかと思う。

それにしても、賢い日本人であるにもかかわらず、どうして感染者数が高止まりしているのだろうと個人的にそう思う。

吉田松陰の歌に「かくすればかくなるものとしりながらやむにやまれぬやまとだましい」と言うものがあるが、吉田松陰の高い志とは真逆で「かくすればかくなるものとしりながら」感染している人たちが多いのではないか。ワクチンや特効薬がない新型コロナであるから、100%罹患しないということはないが、もう少し賢くコロナと付き合うことができないものか。

小川福岡県知事が、新型コロナウイルス対策を発表する記者会見で、ウイルスに感染し回復した人を「無罪放免」と表現して舌禍を招いた。コロナウイルスに感染しただけで、それは罪ではないが、もう少し賢く対したらと言う事例は多いのではないか。お互い念には念を入れて、万全な感染予防をしていきたいものだ。

これから、日本人の賢愚や民度が評価される。若者は欲望に走らず、将来の日本を担う気概を持って、このコロナ禍を乗り切っていってほしいものだ。

小林 博重