活動の基軸は競争から協調へ(野依良治先生)

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ノーベル化学賞を受賞した名古屋大学教授の野依良治先生はコロナ禍後の世界の在り方について述べている。

野依先生のお話しは、私たちが21世紀を生きていくに当たり、実に示唆に富んだご指摘だ。

「最も注視すべきは現代社会の価値観が本当に正しかったのか、人々に真剣に考え直す機会を突き付けたことだ。
20世紀は戦争と経済に象徴される競争の世紀。21世紀もグローバル化した強欲資本主義で経済成長を追い続けている。世界はその延長線上にあっていいのかと問われている」

「新型コロナとの対峙は国家や組織、個人における勝ち負け、損得の争いではない。災いは全人類に及び、その中での愚かな競争は人道に反する。今や世界は一つの運命共同体として団結が必要だ」

「科学者の最大の喜びは論文の発表ではなく、未来社会に役立つことだ」

「個人の能力には限界があり、活動の基軸は競争から協調への転換が求められる。人類への脅威の軽減は、競争力の強化よりも信頼感のある協力関係の形成によって得られるはずだ」

「新型コロナの蔓延にグローバル化の影響が大きいことは事実だが、グローバル化の負の側面ばかり強調するのではなく、寧ろ自国第一主義こそ回避すべきだ。これが国連の掲げる『持続可能な開発目標(SDGs)』の実現にもつながる」

「政治的な誹謗中傷合戦、経済報復の応酬は世界を分断し、新型コロナを契機に高まった連帯の絆を破壊しかねない。世界共通の目標達成に向けた互恵的連携に転換すべきだ」

「日本らしい創造性を磨き、広く国際連携し、人類社会の持続に資することだ。若い世代の『令和維新』の志に期待している」

私が目指しているOUEN Japanのこれからの目指すところも、そのスケールは比較すべきもないが、私なりの器量で、野依先生のお話しと共通するものだ。

これからの活動の基軸は、信頼感を醸成し、それぞれの得手を磨いて、協調することにより、世のため人のため、人類のために尽くすことだ。

小林 博重

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