2020年 6月 28日の投稿一覧

今こそ『地方創生の時代』

OUEN Japanは日本人大学生や来日留学生の応酬団だ。OUEN塾を通して、若い大学生・留学生が協働して地元企業を研究することで、地元への愛着が増す。今まではオフラインで企業訪問することだったが、コロナ禍の中では、オンラインを駆使して創意工夫することにより、その目的を果たすことを考えている。 地元企業を知り理解することで、延いては、企業は就職先にもなるであろう。学生が地元に根を下ろしてこそ地元は元気になる。

そんなことで、福岡県では既に3回を開催した。来年2月には第4回の予定だった。また、石川県では今秋に第1回を開催しようと準備万端だったが、 コロナ禍のせいで、いずれも1年延期せざるを得なくなった。

しかし、『災い転じて福となす』

日本経済新聞6.28の社説に、『コロナ禍が問うもの』と題して、コロナは地方創生を後押しするのでは、ということで、「東京リスク直視し、地方に分散を」と副題を付けて論説している。

現に、緊急事態宣言全面解除から1ヶ月あまりが経った。感染者数は、圧倒的に群を抜いて東京が多い。少しずつ人は外出し、通勤電車も満員とは言わないが3蜜だ。夜の新宿も若者が3蜜などどこの世界かと言わんばかりなのだろう。毎日50人前後、感染者数は高止まりだ。 そしてら在宅勤務やリモートワークは新しい日常になってきている。コロナとの付き合いは長丁場だ。

そうであれば、東京に住む必然性はない。
地方に住んでリモートワークすれば良い。痛勤電車ともおさらばだ。通勤時間はなくなるか、ずっと少なくなる。書斎を確保でき、自然環境も豊かだ。

地方のデジタル化、行政手続きの簡素化、大学のイノベーション、民間投資の呼び込み、医療体制の強化等、様々な課題はあるが、東京一極集中から地方創生へと日本の構造改革が可能になるのではないか。

OUEN Japanもその一助として社会貢献したいと思う。
逆境を磨き砂として、100年に一度の時代の回天を図ることだ。

小林 博重

活動の基軸は競争から協調へ(野依良治先生)

ノーベル化学賞を受賞した名古屋大学教授の野依良治先生はコロナ禍後の世界の在り方について述べている。

野依先生のお話しは、私たちが21世紀を生きていくに当たり、実に示唆に富んだご指摘だ。

「最も注視すべきは現代社会の価値観が本当に正しかったのか、人々に真剣に考え直す機会を突き付けたことだ。
20世紀は戦争と経済に象徴される競争の世紀。21世紀もグローバル化した強欲資本主義で経済成長を追い続けている。世界はその延長線上にあっていいのかと問われている」

「新型コロナとの対峙は国家や組織、個人における勝ち負け、損得の争いではない。災いは全人類に及び、その中での愚かな競争は人道に反する。今や世界は一つの運命共同体として団結が必要だ」

「科学者の最大の喜びは論文の発表ではなく、未来社会に役立つことだ」

「個人の能力には限界があり、活動の基軸は競争から協調への転換が求められる。人類への脅威の軽減は、競争力の強化よりも信頼感のある協力関係の形成によって得られるはずだ」

「新型コロナの蔓延にグローバル化の影響が大きいことは事実だが、グローバル化の負の側面ばかり強調するのではなく、寧ろ自国第一主義こそ回避すべきだ。これが国連の掲げる『持続可能な開発目標(SDGs)』の実現にもつながる」

「政治的な誹謗中傷合戦、経済報復の応酬は世界を分断し、新型コロナを契機に高まった連帯の絆を破壊しかねない。世界共通の目標達成に向けた互恵的連携に転換すべきだ」

「日本らしい創造性を磨き、広く国際連携し、人類社会の持続に資することだ。若い世代の『令和維新』の志に期待している」

私が目指しているOUEN Japanのこれからの目指すところも、そのスケールは比較すべきもないが、私なりの器量で、野依先生のお話しと共通するものだ。

これからの活動の基軸は、信頼感を醸成し、それぞれの得手を磨いて、協調することにより、世のため人のため、人類のために尽くすことだ。

小林 博重