東京都は「東京アラート」を解除し、「ロードマップ」の休業要請し、ステップ3へ移行することになった。
小池都知事は「新型コロナウイルスと共に生きていく"withコロナ"の新しいステージに入ったと認識していただきたい」と述べた。

お上からの指示に従う「自粛」から、大人の対応で自らをコントロールする「自制」をすることにより、自分で自分を守る「自衛」の時代になったということだ。

新自由主義、市場原理主義、自己責任、小さな政府、均衡財政、福祉公共サービスの縮小、公営企業民営化、グローバル経済、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止等々。

すなわち、自分の身は自分で守るということ。お国には頼らないということだ。

ケネディ大統領は言っている。
「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うてほしい」と。

明治大学校歌の二番の歌詞にも謳っている。

権利自由の揺籃の
歴史は古く今もなほ
強き光に輝けり
独立自治の旗翳し
高き理想の道を行く
我等が健児の意気をば知るや
我等が健児の意気をば知るや

私のような一本独鈷(いっぽんどっこ)の、何も組織に所属していない人間にとっては「自主独立」は当然のことだと思うが、声高に「国からの自由」を叫ぶ多くの日本人のなかで、「自主独立」の精神を待ち合わせている人がどれだけいることだろうか。

勿論、これは「個人が生きる精神」を言っているものであり、人が困って援けを求めている時に、自分ができる限りの人助けをすることは、「高みを目指して生きる人間」としての当たり前の精神である。

コロナはたくさんのことを人類に教えてくれた。

禍い転じて福となす
転んでもただでは起きない

ケネディは言っている。
「中国語で書くと、危機という言葉は二つの漢字でできている。一つは危険、もう一つは好機である」

このコロナ危機を「最大の好機」としたいものだ。

小林 博重