コロナ時代の働き方、コロナ時代は「地方の時代」

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日本経済新聞の企業欄に「コロナ時代の『働く』」というコーナーがある。

「隙間で手に職、フリーランス人気」
「楽しさよりも人のため」

外出自粛、在宅勤務により、終身雇用で守られた(何も本当は守られていないが)日本独特の雇用慣行や、生活のために働くという仕事観は、コロナを機に崩れてきたようだ。 「働く」とは何か。「働き方」は、その人の人生の「生き方」そのものである。

今年3月にIT大手を辞めた32歳の若者がいうには「先行きが不透明だからこそ、正社員として会社だけに依存するのは怖くないか。自分の頑張り次第という環境の方が安心じゃない?」という。
日本の年功序列、終身雇用で身分が保障される「正社員」制度は、コロナ時代になって変わらざるを得ないだろう。会社に依存してスキルを磨いてこなかった正社員は会社にとって一番のリスクだ。

とはいっても専門スキル(私のような「人さまのおかげで生きている、いわば『人脈のプロ』も、ある意味では専門スキルだ。極めて得難い専門スキルと自負している)を持つフリーランスがコロナ時代に生き残る職業になるのではないか。

また、マイナビが来年3月卒業見込みの大学・大学院生を対象に「職業観」を聞いたところ、この3月時点で「楽しく働きたい」と回答した学生が減少し、代わりに「人のためになる仕事をしたい」という学生が増えたそうな。東日本大震災の時もそうだったとか。 大きな混乱が起きると、社会の役に立ちたいと考える若者が増える。若者は捨てたものではない。
また、コロナ禍に関する社会貢献だけではなく、地方移住を考えている若者も増えているとか。コロナの流行は狭いエリアに人口が密集する都市機能の脆さを顕在化させた。リモートワークが「新しい生活様式」として定着すれば働く場所の重要度は低下する。コロナ時代は地方の時代だ。

OUEN Japanの地域貢献事業は21世紀、コロナ時代にフィットした事業だろう。学生や企業を巻き込んで地域創生を図る。面白い展開は「世のため人のため」である。

小林 博重

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