2020年 4月 18日の投稿一覧

信なくば立たず

無信不立(信なくば立たず)

子貢が、孔子に政治の要点についてたずねた。
孔子 「食料を十分にし、軍備を十分にし、人民に信義を守らせるようにすること、これが政治の要点である」
子貢 「どうしてもやむを得ない事情によって、(どれかを)捨て去ると し たら、どれを先にすべきでしょうか」
孔子 「軍備を捨て去ろう」
子貢 「どうしてもやむを得ない事情によって、(どちらかを)とるとし たら、残った二つのうちで、どれを先にすべきでしょうか」
孔子 「食料を捨て去ろう。(食料がなければ、人は死ぬことになるが、たと え食料があったとしても)昔から死はすべての人間のまぬがれないところである。(しかるに) もし人民に信義の心がなかったら一日も人間として社会生活を送ってゆくことはできないので ある」

私は、三木元首相が好んだ言葉として「無信不立(信なくば立たず)」を知った。政治家は好んでこの言葉を使う。小泉元首相しかり、安倍首相しかり。 しかし、今の政府に対して国民は信義の心を持っているだろうか。安倍首相はじめとして、与野党とも政治家に対して不信の心ばかりが募っているのではないか。

嘘がまかり通る政治
国民目線からかけ離れた政治
高潔な政治家は果たしてどこにいるのだろうか。

緊急事態宣言で、1ヶ月は外出自粛をしてほしいと首相は宣うが、私がそれに従うのは首相が信義ある人であり、この人に付いていきたい、この人が頼むから外出自粛をするのではない。自分のために、私の家族のために、私の仲間たちのために、私が生きてしなければならないことのために、外出自粛をするのだ。 堂々と嘘をつく人、詭弁を弄する人の言うことを聞こうとは思わない。よくもまぁ「信なくば立たず」と宣うものだ。政治だけではない。人は全て「信なくば立たず」なのだ。

彼ら政治家たちを他山の石として、私は「信義を重んじる生き方」を貫きたいと思う。

小林 博重

危機を乗り越えるリーダーの条件

政府は、4月7日に緊急事態宣言を発出し、東京をはじめとした7都府県を指定した。17日には全国都道府県に拡大した。その中でも、7都府県に加え、北海道をはじめとした6道府県を特定警戒都道府県に指定した。そして、安倍首相は、国民一人当たり10万円の給付金を支払う方針を固めた。また、港区の私の自宅と事務所にそれぞれマスク2枚が配送された。
遅ればせで、泥縄ながら、やっと安倍政権は、この緊急事態に対し重い腰を動かした。
5月GW明けまでに感染者拡大が収まり、下降線を示すことができるだろうか。国民の3週間の忍耐が試されている。

コロナは地球規模の危機だが、これを奇貨として『危機を乗り越える優れたリーダー』について考える。

平時と危機はリーダーの資質は違う。
平時のリーダーの役割は、組織のメンバーがそれぞれの得手を発揮する環境を整備をすること。そのステージを用意することだと思うが、危機の時は、組織のメンバーが「どうしたらいいか」と混乱の渦に巻き込まれているわけだから、平時とは違う、危機に遭遇した時のリーダーシップが必要だ。

コロナと闘い、そしてそれを奇貨として上昇気流に乗るために、リーダーはどうあるべきか?

これは国や自治体のみならず企業の大小を問わず、あらゆる組織に当てはまる。

小林 博重

「タナベマネジメントレター」から

『危機を乗り越えるリーダーの条件』とは

日本は、東日本大震災によりかつてない危機に直面し、リーダー不在を露呈した。企業においても、真のリーダー不在により組織の硬直化を招き、新たな事態が起こった時、環境変化に対応できない企業が多いのが実情ではないだろうか。

小さい組織であっても、リーダーが組織を目指すべき方向にまとめあげなくては、成果を出すのは難しい。リーダーとして組織をまとめていく上で極めて重要なポイントは、「決断する」ことと「目標に対して真摯に取り組む」ことである。

「決断する」には覚悟をしなければならない。決断して取り組んだことがうまくいかなかった場合、部下であれば理由を聞くことも必要であるが、リーダーは責任を取らなくてはならない。
不透明な現代において大切なのは「多くの人が共感できる決断ができるか」である。周りの意見を聞くことも重要になる。共感できる要素がなければ人はついてこない。どんな困難な状況であっても、「よし! やってみよう」と組織全体が思える決断をすることが大切になる。

組織をまとめていく上でもう一つの重要なポイントは、「目標に対して真摯に取り組む」である。リーダーは目指すべきことに対して大きな青写真を描き、なおかつ現場からものを見ることが必要である。
全体からものを見て発信をしていく視点、実際の現場で何が起こっているかを見る視点、この両方の感覚を持っていなければジャッジを誤り、チームのパワーを結集するのは難しい。

これらの視点を持ち信念がある人は、どんな困難な状況にあっても前向きに陣頭指揮をとり、現場レベルで周囲を鼓舞している。そして、志の高いリーダー同士が結びつくことでより大きなパワーを発揮していく。

大震災でも証明されたが、日本人の心のベースには助け合いの精神がある。リーダーの背中を見て共感し、行動する土壌がある。今後、真のリーダーを育成するには、意図的に修羅場を経験させ、自分自身で乗り越えさせることが求められるのではないだろうか。