早暁に目覚めて眠られなかったので、スマホのアプリで「昭和歌謡」を聴きながら二度寝をした。その歌の真っ先が村田英雄の『王将』だった。最近ちょっとご無沙汰だ。『王将』は私の十八番だ。

吹けば飛ぶよな将棋の駒に
賭けた命を笑わば笑え
生まれ浪速の八百八橋
月も知ってるおいらの意気地

あの手この手の思案を胸に
破れ長屋で今年も暮れた
愚痴も言わずに女房の小春
つくる笑顔が意地らしい

明日は東京へ出ていくからは
何が何でも勝たねばならぬ
空に火がつく通天閣に
俺の闘志がまた燃える

この歌は確か昭和35年に流行った。私がまだ小学生中学年だった。それから私の十八番になった。
「そうだ、『王将』が私の生きる原点だったのだ」となぜか真夜中に胸を熱くした。
稲盛和夫さんは、鹿児島大学を卒業され、入社した松風工業で悪戦苦闘の日々を送っていらっしゃる時だ。川辺で『王将』を口ずさむことで、新たな人生の開拓にチャレンジされていたのだ。

高校では文化祭で寸劇『王将』を3人で演じた。坂田三吉は勿論私だが、他は関根金次郎と小春だ。
この寸劇は、大学に入っても応援部で披露した。この時は一人二役。坂田と関根だ。安田信託でも同じく続けた。評判は良かった。歌謡演劇と称して、1番と2番、2番と3番の歌詞の間に台詞を入れる。これがまぁ、自分で言うのもなんだが、玄人はだしだ。 還暦まで演じていたか。もうそろそろやめようと思って、今はお蔵入りしている。

東大応援部の3Sスピリッツ(Service、Sacrifice、Study)は、私の会社であるMapのフィロソフィーだ。OUEN Japanも3Sスピリッツがある。Supprt、Strengthen、Sustainだ。

人はSpiritsで生きている意味を確認する。人生の目的を失わない。目的を手段化しない。
日々、自らの原点に立ち返って、人生の王道を歩いていきたい。

小林 博重