平澤興先生(元京都大学総長)は『一病息災』について、「欠点を自覚することが健全に生きる秘訣」だと仰っています。

病気を持つ人のほうが病気のない人よりも長生きすると。同じ意味で「無病短命」「一病長命」と言う言葉もあります。

この言わんとするところは、無病の人は強い生命力があるのだが、そういう人は健康の有り難みを知らず、本来持っている生命力を粗末にするため、早死してしまうことになる。一病のある人は健康であることが如何に有り難いことかを身を以て知っているので、健康であることに感謝して、健康に一段と留意するから、長生きするということなのです。

これは肉体的なことばかりではなく、人生の全てに言えることです。
自分の短所を、素直にしっかりと自覚して、その短所を信頼がおける人たちにカバーしてもらうこと。そして、その人たちに「いつもありがとう」と感謝すること。それが幸福になる一番の近道なのだと思います。

元気で長生きをする人は、総じて感謝の心を持っていると思います。それと同じで、自分の短所をカバーしてくださる人たちに感謝して利を分け合う大らかさを持っている人は、自ずと仕事の成功する確率は高くなり、人間関係も良好になるのです。

世のため人のために尽くすために、人さまのお力をお借りして感謝申し上げることが、元気で長生きする秘訣なのです。
そんなわけで、生涯現役を通すことが、私に一番あった幸せな人生の生き方だと思っています。

小林 博重

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