2018年 7月 16日の投稿一覧

金沢市本多町の「鈴木大拙館」について

7.16 13:30 最高血圧 120/最低血圧 62

日本経済新聞朝刊7.15「春秋」のコラムに、金沢市の「鈴木大拙館」が取り上げられていました。

鈴木大拙と言えば、金沢市が産んだ世界的仏教学者です。ノーベル平和賞の候補にも名があがった「東西のかけ橋」と言われたそうな。

鈴木大拙館は金沢市本多町にあります。2011年秋に開館し、昨年末までに30万人が訪れたとか。今も年7万人ペースの来館者があり、4割は海外から。そして、彼らは概して、長い時間滞在するらしい。 北陸新幹線開業もあり、日本人のみならず外国からの観光客が大勢来沢しています。
タクシーの運転手さんのお話では、観光タクシーに乗る(1時間5,000円)のは日本人が多く、西欧の観光客は少人数でテクシー、中国は観光バスで観光する団体が多いのだとか。

この施設は、モダンな建物内に書斎での写真や自筆の書が点々と配されている、これほどモノのない場所は珍しいとか。
水や風の音を耳にし、自分を包むゆったりとした時間と向き合い、何かを感じ取るひとときを持つことを西欧人は好むのでしょう。国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、心の豊かさや文化レベルの違いと言うのは言い過ぎでしょうか。

私など、何だかんだ言いながら、毎日あくせくとすることをよしとしています。
来週は毎月1回の金沢出張です。私が顧問をしている浦建築研究所も本多町にあります(同社がこの施設の設計をしたように聞きました)。そんなご縁があるところなのですから、「心を清める」ためにも来週は訪ねてみようと思います。

「灯台下暗し」
金沢市は私が高校時代3年間お世話になった街であり、来秋には[OUEN塾in金沢/石川]を開催するご縁の塊の街です。
この機会にふるさと金沢/石川をよく知り愛し、金沢/石川の地域活性化のために微力ながら尽くしたいと思います。

小林 博重

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未来を担う若者が目指す人間像とは、

『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』(磯田道史著。NHK出版新書)を読みました。
磯田道史さんはバランス感覚豊かな当代一の歴史学者です。
本書は司馬遼太郎さんの作品から、戦国、幕末、明治、昭和前期を扱ったものを取り上げながら、それらを入口にして日本の歴史や日本人の姿を見つめ直した好著です。

歴史は何のために学ぶのか。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言われます。私たち凡人は、凡人なりに経験に加え、歴史に謙虚に向き合い、悲しい歴史を決して繰り返す愚を避けなければなりません。当に、この世の中が幸せで豊かな世界になっていくために歴史を学ぶのです。

司馬遼太郎さんは『二十一世紀に生きる君たちへ』で、こう述べています。
「もう一度繰り返そう。さきに私は自己を確立せよ、と言った。自分に厳しく、相手にはやさしく、とも言った。いたわりという言葉も使った。それらを訓練せよ、とも言った。それらを訓練することで、自己が確立されていくのである。そして、“たのもしい君たち”になっていくのである」

私たちはどんな人間になっていくべきか。
⑴自己の確立を追求する人間
⑵他人をいたわることができる共感性の強い人間

OUEN Japanを通じて、私と学生たちとが、共に大きく育ち(共育)、目指すべき人間になっていきたいと思います。

小林 博重

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