横綱の品格とは

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NHKアナウンサーで解説委員の刈屋富士雄さんが「横綱の品格」について深い話をしています。「品格」は大相撲の横綱だけではなく、人の上に立つトップリーダー全てに求められる要素ですが、日本の国技である大相撲は、スポーツであることに加えて、他のスポーツよりも精神性が求められていることから、特に日本的経営に通じるスポーツだと思います。

刈屋さんが話す「横綱の品格」とは、
1.人よりも自分に厳しいこと
2.人よりも努力すること
3.人に対して優しくあること
そういう日々を送ることで身につくもの

朝青龍は、それに対して、
「それよりも勝つことのほうが大事なんじゃないか」と言ったらしい。

白鵬は40回の幕内優勝を成し遂げた大横綱です。彼が尊敬しているのは、昭和の大横綱である双葉山と大鵬だとか。白鵬はなぜこの2人の大横綱を尊敬しているのか?
双葉山は69連勝、大鵬は32回優勝の大記録を打ち立てた横綱です。白鵬は69連勝や32回優勝の大記録を打ち立てた2人を尊敬しているのであって、彼らが持っていた精神性の高さ、横綱の品格に近づこうとしているわけではないのではないか。 今年の九州場所で白鵬は、15番中12番で、立会いに張り手やかち上げを繰り出したらしい。大相撲ファンからのそれに対する批判が多く寄せられているとか。

美しく勝つ。相手を正面から受けて立ち、力の差を見せつける堂々とした横綱相撲を取る。以前のブログでも書いた、羽生永世七冠の棋風が当に横綱相撲であり、横綱の品格である。

日本の国技である大相撲とモンゴル相撲との根本的差異と言ってしまえばそれまでですが、やはり「美しさ」は日本の美学なのです。

経営とて然り。
儲ければいいのではありません。人のために尽くすことで、結果としてお礼としての利益が付いてくる。美しく勝つことです。美しく勝つのです。

大相撲はいい教訓を私たちに与えてくれます。

小林 博重

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