2018年 11月 5日の投稿一覧

達磨宰相「高橋是清」のこと

NHKラジオのラジオ深夜便は私がこよなく愛するラジオ番組です。アンカーのアナウンサーは、テレビで顔馴染みの人もいれば専らラジオの人もいて、アナウンサーの顔を思い浮かべて聴くラジオもまたいいものです。 今日は「明治の群像」で、高橋是清の一生のお話でした。アンカーは川野一宇アナウンサーでした。
川野さんといえば、私が20代の頃はゴールデンタイムの番組の司会をされていました。私は安田信託でNHKを担当していた関係で、私の結婚式披露宴の司会をお願いしたことでも印象深いアナウンサーです。

達磨宰相と呼ばれた高橋是清は、明治大正昭和の三代で日銀総裁、総理大臣、大蔵大臣を務めた財政家であり政治家です。
番組では高橋是清の波乱万丈の生涯を話題にしていました。アメリカに留学した時には、何を間違ってか奴隷として扱われたかと思えば、それを肥やしにしてアメリカ人との交渉にも通用する英語を習得したとか。特許庁長官の地位と全財産を投げ打ってペルーに渡って炭鉱の経営に携わろうとしたのだが、その炭鉱は掘り尽くされていて倒産の憂き目を見たとか。 しかし、その不運を不運とも思わず、生まれ故郷の仙台藩の上司に「お前は運がいい男だ」と言われたことを疑いもなく、前向きに生きた前半生だったとか。
日露戦争の時、米英から戦費を用立てて貰えたのは高橋是清の熱意と才覚だったようです。大正昭和と大蔵大臣や総理大臣を務め、軍縮を唱えたことで、陸軍の若手将校により昭和12年の2.26事件で凶弾に倒れました。享年82歳。 天から与えられたミッションをやり遂げての一生だったと思いますが、大東亜戦争を防ぐことができなかったのは唯一の心残りであったことでしょう。

人生は有限ですから、その人のミッションを完結できる人はいないと思いますが、そのためにバトンがあるのです。後進に想いのバトンを渡して、後顧の憂いなく天に召されたいものです。

小林 博重

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六旗会(東京六大学応援団連盟OB OG会)に出席して

昨日(11.4)は毎年恒例の六旗会(東京六大学応援団連盟OBOG会)が御茶ノ水の明治大学駿河台キャンパスアカデミーコモンにて開催されました。東大からは20名の参加者でした(6割が私より年上の先輩たちであり、若い年代のOB OGが多く参加してくれることを望みます)。

六旗会はOB OGによる各大学の校歌応援歌、OGチアリーダーのパフォーマンス、チャンスパターンメドレー等が披露されますが、いくつになっても校歌応援歌を歌うと、一瞬にして応援部現役に戻ってしまいます。やはり、歌は人の心を高揚させ、元気づける力があります。 また、東大の先輩後輩や他大学の同期にも会って歓談し、現役の頃を懐かしく回顧しました。

二次会は鉄声会(東大応援部OB OG会)の重鎮の皆さんとの懇親会です。
井口会長は就任12年。私は幹事長10年。もう後進に道を譲る時期です。やはり、如何なる組織であっても新陳代謝は不可欠であり、会員の皆さんに支持されているとはいっても変わらなければならないのです。 重鎮の皆さんも快くご納得していただいて、私は一つ肩の荷を降ろすことができました。

今月の24日は、七朋会(国立七大学応援団OB OG有志の会)です。私はここでも幹事長ですが、こちらは六旗会と違って組織といえるほどのものではなく、気楽な私たち応援団同期会の拡大版です。どこまで続けられるか分かりませんが、こちらはできるだけ長く続けたいと思っています。

人間、80歳前後になると皆さん、体力的にも衰えが目に見えて現れるようです。足腰は弱り、杖のお世話にならなければならなくなる人も出てきます。座ったらなかなか立つことが難しくなることも頻繁です。
私は間もなく66歳ですが、少しずつ身体の衰えを実感しています。これは如何ともしがたいことで、生きとし生けるもの全て、生は有限なのですからそうでなければ悟りの境地に達することはできません。
精神面は青春の心意気であることが何より大切ですが、自分自身の身体の変調を確りと自覚して、それを踏まえた生活をすることが、有意義な人生であり、想いを達する早道なのだと思います。
また、元内閣官房副長官の石原信雄さんは93歳の今でも毎日銀座の事務所にご出勤されていらっしゃいますし、元九州大学総長の梶山千里さんも現在は福岡女子大学理事長兼学長として、世界を駆け回っていらっしゃいます。 このようなお元気でご活躍されているお二人のような大先輩を拝見していると、私も老人の入口に入ったようなことを口から発することはしてはいけないと思います。 言葉を発すれば、世の中はそのようになるもの、有言実行こそが世の中を変えると言われます。言霊ということも言われます。

前向きで明るい発言に心したいものです。

小林 博重

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