亀の甲より年の功

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今朝の福岡は嵐の前の静けさなのか、曇天ながら穏やかな朝です。
自然ほど当てにならないものはありません。天の恵みもあれば、真逆の天災もあり。人間の力では如何ともしがたい恐れ多いのが自然の力です。だからこそ人間は、天に逆らうことなく、宇宙の大流に乗りながら生きることが賢い生き方なのではないかと思います。
同様に人間の心も当てにならないものです。ある時は人の心のありがたさを感じて生きる勇気をいただくことがあると思えば、ある時は人の心はこれほど移ろいやすいものはあるのかと人を信頼することをやめたくなることもあります。 人の心は性善で愛すべきものですが、いかんせん性弱なため、人を騙したり約束を破ったり、人としてあるまじき行動をしてしまうことがあるのではないでしょうか。 「人の性は善だが弱」だと思って、人を当てにせず、その分こちらの思い以上の対応をしてくれた場合はありがたい(まさにあることが難しい“有り難い”)と思うことです。

65年生きてきて、私は人を裏切ることより圧倒的に人に裏切られた人生を送ってきたと思っています。
若い時は、その裏切りに無性に腹が立ちストレスが溜まったものですが、この歳になってOUEN JapanというNPOを運営する立場になると、人の裏切りに腹は立ちます(それほど人間はできていません)が、一旦立ち止まって我慢することを覚えました。アンガーマネジメントは5秒間我慢すれば怒りは収まるものだと言いますが、収まらなくても軽減することは確かです。そして大したことではないのに怒っている自分に気がつくとそれでまた「怒れば損をする」と納得するのです。 私は金持ちではありませんが「金持ち喧嘩せず」の心境になることでストレスのない人生を送ることができると思うようになりました。

亀の甲より年の功
人間、馬齢を重ねても少しずつ成長するものです。

小林 博重

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