今日は10月1日。多くの企業が来年3月に卒業する学生たちに正式に内定を出す日です(実態は6月1日から内々定という形で内定が出ていますが)。

日本経済新聞朝刊の「18歳プラス」欄の『池上彰の大岡山通信』に池上さんが「就活節目 学生に贈る言葉」を書いています。

池上さんはNHKに1973年に入社して社会部の報道記者として活躍され、1994年から11年間は「週刊こどもニュース」で子どもたちに分かりやすく国際情勢や社会問題を解説されました。私のような社会人には、当然分かっているだろうと思われてなかなか人に聞くことができない時事問題を分かりやすく解説してくれる番組だったので、毎週必ず拝聴していました。私は、この番組で池上彰さんの存在を知ったのです。

池上さんは将来はNHKの解説委員になりたいと考えていたそうですが、ある時当時の解説委員長から「池上さんは専門分野がないから解説委員にはなれない」と引導を渡されたのだとか。

それからの池上さんはどんなことを考えたのか。
「専門分野がないことは弱点かもしれないが、逆に考えるとどんな分野でも解説ができるということ。これは強みではないか」と。
それと池上さんは、次々に素朴な質問を発する子どもたちに生放送でニュースを解説することは大きな学びだったのだと。子どもたちが池上さんの先生だったのだと。

NHKのような大きな組織はどこでもそうなのですが、型破りな能力の高い人財を生かすことが得てしてできないのです。
それと池上さんの逆転の発想と子どもたちが先生という謙虚な人生に対する姿勢が、NHKを退職してフリージャーナリストとして押しも押されもせぬ何処からも引っ張りだこの替りのいない人財になったのです。

内定をもらった学生諸君は来年4月の入社まであと半年。意中の企業から内定を得たとしても、社会人として働き始めて自分の生き方や働き方を考えることを続けていってほしいと思います。 そして、その組織に馴染めないと思い考えた末に退職して起業することもあるでしょう。
長い人生です。真っ直ぐに、自分に正直に、純粋さを忘れないで、長い人生を切り開いていってほしいと思います。

明日から土曜日まで4泊5日の福岡と北九州の出張です。

学生リーダーが主体のイベントとして、学生リーダーにバトンタッチする第1段階になります。彼ら彼女たちの将来に想いを致し、大きく成長していってくれることを切に祈ります。

小林 博重

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