「ほんとうの自由とは、自分がしたいことをして、するべき義務を果たすことである」

戦後は個人主義というか、全体よりも個人を重視する「人権意識を高める教育」が真の教育といわれてきました。そのため、今の時代は、老若男女を問わず、自由の意味を履き違えて、自由気儘にすることがほんとうの自由だと間違った自由が跋扈しています。

人権意識とは決して自由気儘ではないのです。冒頭にも書いたように、ほんとうの自由とは義務が伴うものであり、人のために生きることがそのど真ん中に存在していなければならないものではないかと思います。

就職のために多くの学生は、履歴書に「自己実現が人生の目的」と書きますが、それは他者を意識した自己実現ではないことが多いのです。

OUEN塾の学生リーダーは、ボランティア活動を通じて、「人のために尽くすことは自分のために尽くすこと」を身をもって理解します。

「自分のために生きることも精一杯なのに、なんで好き好んで人のために尽くさなければならないのか」と人生や生き方を真剣に真面目に考えている学生が、そんなことを言うのです。 私はこれは日本の義務教育に問題があるのではないかと思います。人間として基本的な原理原則、人のために尽くす尊さを義務教育できちんと教えることが不可欠です。

さらに、遵法精神は大切ですが、法を遵守することは最低限なことであり、それ以上に大切なものがあることを教えることです。
なかなか難しいテーマですが、人を導く人は人が自ずと付いていく人、すなわち人徳・人望がある人なのですから、そのことを自分の頭で主体的に考える子どもに育ってほしいと思うからです。

まずは自分がそのような人間になることからです。精進努力することです。

小林 博重

iPhoneから送信