愛媛県の中村知事が柳瀬元首相秘書官の国会での参考人答弁に対して、「一般論だが、嘘は第三者を巻き込むことになる」と厳しく批判しました。それに対する政府自民党の反応は極めて不誠実なものでした。

私たち大人は、これからの日本を背負っていく子どもたちに向かって、「嘘をつくな。人のために尽くせ。誠実であれ」という、人間として生きていくプリミティブな原理原則を教えていかなければならないと思います。
しかし、日本をリードしている政治家や高級官僚が、たとえ嘘をついても世のために尽くしているのだという詭弁を堂々と宣うのです。「何が教育改革だ。こんな人たちに日本の教育は任せられない」と思わざるを得ません。

江戸時代、武士は食わねど高楊枝で、今でいう政官のエリートは「清貧の思想」を持って農工商の生活を守ってきました。それに対して、商人は水戸黄門の越後屋に代表される悪徳商人のイメージが強く、身分では農工の下の最下位に位置していました。
しかし、石田梅岩は、商人には民のために尽くす「商人道」があるのだと説いて、石門心学を確立しました。松下幸之助さんや稲盛和夫さんの思想も石門心学と同様な「世のため人のために尽くす商人道」を説いているものなのです。

昨今の政官には日本の精神教育は任せることはできない。世のため人のために尽くす商人道こそが日本の精神教育の基本なのだと思います。

政治家や高級官僚の皆さん、もっと清い心を持って日本をリードしていってくださることを切にお願いします。

小林 博重

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