2018年 2月 6日の投稿一覧

「損して得取れ」という諺

「損して得取れ」という諺があります。ビジネスをする者にとって格言のような諺です。この諺は、その言葉通り「一時的に損をしても、最終的に大きな利益が返ってくる」ということです。

お人好しでいつも損な役回りばかりしていると思われている私は、今まで、半ば言い訳、半ば自らを納得させるために、痩せ我慢で発言していたところがありましたが、最近はこの諺が「私のビジネスの真髄」を言い当てていると確信するようになりました。

別の観点からですが、この諺はれっきとしたマーケティング手法だとか。
マーケティング手法では、フロントエンド商品とバックエンド商品を用いることで利益を得る仕組みになっているとか。

フロントエンド商品とは、顧客を集めることが目的の商品。商品の対価は売上ではなく、あくまでも顧客そのものにある、集客のための商品。売れば売るほど赤字になるのだが、回転率は高く顧客はリピート化する。そこで、バックエンド商品に誘導する。

バックエンド商品とは、大きな利益を得るための本命商品。バックエンド商品の対価は売上や利益そのもの。バックエンド商品が売れることでようやく利益につながる。

と、まあ、教科書ではそうなっているらしい。どちらにしても損して得取ることはできるということです。

私のビジネスの場合、できるだけ多種多様な業種に携わっている人たち(会社)とざっくばらんな信頼関係を構築することで、延いては、私を頼りにして下さる人たち(会社)のお役に立つことにつながります。 人さまのご縁を拡げるには、袖振り合うご縁を如何に活かして深いご縁にしていくかです。

理屈からいえば、私のフロントエンド商品とは「人脈を構築すること」であり、バックエンド商品とは「人脈を活用すること」です。 そして、私のビジネスはこのバックエンド商品とフロントエンド商品が縦糸と横糸になっていて、私独自の織物になっているのです。 私の場合、損と得は一体不可分になっていて、だから長いスパンで物事を見たり考えたりすることが大事なのだと思います。損とか得とか考えると私の味が出てきません。

私にフロントエンド商品を提供してくれた人に感謝して、バックエンド商品を私を応援してくださる人に一生懸命還元することです。 さすれば、自ずから人生は豊かになることは必定です。

小林 博重

iPhoneから送信

一燈照隅、萬燈照国

最近の政治家にはいわゆる大物と言われる人物は稀少になったように思います。小粒というか、味がないというか、人間的魅力に富む人物がいないのです。これは日本人そのものの問題でもあるでしょうが昨今の人の揚げ足を取るマスコミをはじめ世の中の世知がない風潮にも原因があると思います。このことは政治家に限らず経済人にも芸能人にも言えます。
人間的魅力=人徳は、この人のためならどこまでも付いていく、命までも懸けていいと思わせる人間力です。私は幼少の頃からそのような人物になることに憧れていましたが、やはり経験に加え歴史から学ぶことしかないのでしょう。歴史はどうしてもディフォルメされますが、それはそれでいいのではないでしょうか。

私は明治生まれの祖父母に育てられました。祖父は日露戦争では金沢の第七連隊に所属しており、上官は昭和の戦時内閣の林銑十郎首相でした。林閣下が首相に就任された時は就任のお祝いを贈り、閣下から直筆のお礼状をいただいたと私に話しておりました。林閣下からは「為小林君」の為書を何枚か拝受して、その一枚は私の自宅に掛けてあります。
また、祖父は事あるごとに日露戦争での旅順の203高地の話をしました。「喉が渇いて血の水を飲んだ」「戦場を視察する乃木大将を拝んだ」と、乃木大将を神様かのように崇拝していたことを忘れることができません。
軍旗はそれは尊いものだったのでしょう。ロシア軍から、奪われた軍旗を取り戻した功で金鵄勲章を受章する栄に浴しました。これは何度も祖母から聞きました。祖母の誇りだったのでしょう。 祖父母は、明治生まれにしては珍しい「かかあ天下」の夫婦でしたが、仲のいい夫婦だったと思います。

こんな幼少時代の環境が今の私を作ったのです。つくづく子ども時代の環境は、人の性格を作る後天的要素の最たるものだと思います。

「お国のため」は軍国的色彩が濃厚ですが、やはり「世のため人のため」は人間が生きる意味だと思います。自分は一番大事なのですが、自分が生きていくためには人さまの支えがあってこそなのですから、周りにいる人を大切にすること、延いてはそれが「世のため人のため」なのです。そのためのベースは「夫婦睦まじく」です。

修身斉家治国平天下
先ず身を修め、次に家庭を整え、その次に国を治めて、天下は平らかになる

政治家だけが国を治めるのではありません。身を修めることができない、家庭を整えることができない政治家に、どうして国を治めることができるのでしょうか。

一燈照隅、萬燈照国/伝教大師
片隅を照らす一燈でありたいと思います。それは遍く国を照らす萬燈に拡がる一燈だからです。

小林 博重

iPhoneから送信