【啓蒙】
《「啓」はひらく、「蒙」はくらいの意》
人々に正しい知識を与え、合理的な考え方をするように教え導くこと。
「庶民を啓蒙する」

啓蒙の意味を考えると、どうしても上から目線のイメージがあります。

OUEN Japan は、今月13日〜16日の4日間、福岡にて【OUEN塾in福岡】イベントを開催します。
このイベントは、福岡女子大学の梶山理事長兼学長(OUEN Japan理事)の地産地消の発想から、地域活性化を目的とした、学生(日本人大学生と留学生)と福岡を基盤とする企業との交流イベントです。

私の想いは決して「上から目線」ではないと思っていますが、福岡の企業の皆さんは、福岡に縁もゆかりもない私に対して「何が福岡の活性化だ。何が福岡の企業を啓蒙するだ」というのが本音だったのでしょう。 「啓蒙」とはどうしても「上から目線」になるのです。

ようやく3年がかりで開催にまで漕ぎ着けましたが、今度は学生(日本人大学生と留学生)に、このイベントの趣旨を理解してもらうのが一筋縄ではいかない。このイベントを軌道に乗せるのはそんなに簡単ではありません。 しかし、チャーチルの第二次世界大戦のおりの箴言「ネバーネバーネバーギブアップ」を思い起こし、学生リーダーに発破をかけています。
学生リーダーに対しても、上から目線の啓蒙は気をつけなければなりません。彼らと同じ目線でチャレンジしなければならないのです。そうでなければ、学生は離れていく。学生は成長しないのです。

昨日、公益財団法人日本相撲協会の理事選で貴乃花親方が落選しました。彼は大相撲に深い想いがあり、本来の相撲協会ではない現状を心から憂いているのだと思います。彼のそれまでの行動はそれを物語っています。そして、ファンも彼の落選を残念がっています。 しかし、如何せん、親方連中が付いてこない。貴乃花親方は浮いてしまって、今のままでは何もできない。
「言っていることはごもっともだが、上から目線なんだよね」というのがほんとうのところなのではないでしょうか。

私のような一匹狼でも、事を成すには、人の気持ち(人間の思いの傾向)を分かって、上からではなく「自らが決めた」方向に持っていくことが不可欠です。

生まれ持った人徳もあるでしょう。海山の経験も必要でしょう。リーダーは決して一人では何もできないのです(リーダーは最後は孤独であり、独りで決断しなければなりませんが)。

貴乃花親方の理事選落選でそんなことを思いました。

小林 博重

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